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元外交官「マサオの海外体験記」

諸外国での体験から、風土、文化及び歴史にわたる興味ある事実を写真とともに掲載したい。写真は原則的にサムネイル・サイズでアップしているので、画像の面上でクリックすれば拡大されます。なお、許可なく画像の複製を禁じます。)

03/04のツイートまとめ

IshiM1071

「第二撃能力」は、核戦争や核戦略で使われる言葉で、敵国(相手国)から第一撃つまり、先制攻撃をされた際に、残存する核ミサイルや核搭載兵器で相手国に反撃(報復攻撃)する能力を指す。第二撃能力を保有することで、第一撃を抑止することができという意味)
03-04 16:14

ただし、真珠湾の経験から米国が学んだのは、他の目標(筆者注。真珠湾の場合に米艦隊は西太平洋の日本海軍を意識していた)対する攻撃を思い止ませるための脅しとなる軍は、明らかにそれ自身に対する攻撃を招くということである。この教訓から生まれたのが「第2撃能力」という概念である。
03-04 16:14

とにかく、海戦冒頭に大損害を与えることにより米国民の士気を喪失させようとした山本の狙いとは逆に、米国民の対日敵愾心が強まり却って米側の士気を高めてしまったのは歴史的皮肉である。
03-04 16:14

ただし、対米宣戦布告通告が、外務省が指示した時刻より遅れてしまったこと(電報が大使館に着電した頃、館員の歓送迎会で全員外出中であったし、暗号電報の翻訳は現在と異なり手作業で予想以上に時間を要した)から、米側から卑怯なだまし討ちという非難を事あるごとに日本国民は受けることになった。
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逆説的論理が最も当てはまる作戦は奇襲作戦である。奇襲は成功し、戦艦4隻撃沈,同4隻撃破という戦果を挙げたが、米空母は出航中であった。
03-04 16:14

そこで、筆者も愛読している、この「戦略論」のさわりを以下に紹介してみたい。ルトワックは「このローマの諺は戦いに備えることで弱さが招く攻撃を止め、平和を維持するのである。」と、この矛盾した逆説的論理の有効性を真っ先に論じている。
03-04 16:14

「汝平和を欲するなら、戦いに備えよ。」―逆説的論理これは強力な軍備の必要性を説く人々が頻繫に引用する古代ローマの諺である。(筆者注.古代ローマの軍事著述家ウェゲテイウスの著作にみられる一文)これは逆説的論理であると、米国の歴史家である、エドワード・ルトワックが説明している。
03-04 16:14

ナポレオンは「戦争において、士気は物資的要素の3倍の重要性を持つ」と述べたが、キーウ市内では1年前、大勢の市民が戦うため市役所所管のビルディングに銃を受け取りに来たと速報されたことがある。ウクライナ国民の士気は高い。
03-04 16:14

ロシアのウクライナ侵攻から1年が過ぎ、国際秩序は一変した。日本は地政学的にも、核兵器を持つ中国、北朝鮮ロシアに囲まれ安全保障強化の観点からウクライナでの動きに注視せざるを得ない。
03-04 16:14

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  1. 2023/03/05(日) 05:07:00|
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戦争と平和の逆説的ロジックーー露のウクライナ侵攻から考える

「戦争と平和」の逆説的ロジックー露のウクライナ侵攻から考える
(その1)

2023.3.04 記</span>.    
                                             石河正夫


1.ロシア軍のウクライナへの奇襲攻撃
ロシアのウクライナ侵攻から1年が過ぎ、国際秩序は一変した。日本は地政学的にも、核兵器を持つ中国、北朝鮮ロシアに囲まれ安全保障強化の観点からウクライナでの動きに注視せざるを得ない。

約1年前、突然、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まった当日、ベラルーシから首都キーウ市迄一本道の道路にロシアの戦車が数10キロにわたって身動きできない様子で列をなして止まっている状況が妙に印象的であった。
最近のテレビニュース速報は全地球測位システムを採用しているから現地の動きも分かり易い。
ロシア軍の奇襲攻撃である。奇襲作戦の様子が刻々茶の間に届けられる。
ロシア軍は2014年3月のクリミア戦争で難なく勝利した成功体験から今回も短期戦を予想していたのか兵器の補給態勢も悪く指揮系統も乱れている様子であった。

プーチンは侵攻前、ウクライナ国境付近に大規模動員をしながら、演習であるとして、「ウクライナの領土を占領することは我々の計画にはない。」と度々断言していたが、その後の言動を見ても次々と嘘を平気でつく信用できない人物である。

ロシアが隣国のポーランドやバルト3国に手を出していないのはやはりNATOの抑止力が効いていることになる。プーチンは少年時代から「スパイになりたい」と言っていたそうだから思考方式がルットワークがいう直線的論理ではないらしい。

このような人物の暴挙によって「法の支配による国際秩序」が崩壊するのか、NATO諸国を中心とした自由民主主義諸国の協力によって救わるのかという、歴史的な転換点に我々は立たされている。
NATO,EUの諸国が中心になって経済制裁や武器援助を懸命にしている甲斐あって東部4州の領土をかなり回復したが、ロシア側が核の使用をちらつかせているのが問題だ。

現在のところ、地上戦の雌雄を決するのはやはり戦車である。

ちなみに、1年前には、ロシアが1万2千両、ウクライナが2600両を有していたが、英国のシンクタンクIISSが本年、2月15日公表した報告書によると、ロシア軍は戦車の50%を失い、戦闘機(770機)の約8%を失ったとされている。米国とドイツの戦車も3月中につくはずであるが、プーチンはその戦車の到着前に、東部ドンパス地方の2州(ルガンスク州とドネツク州)の3月中の占領を命じているようだ。
現在、特にドネツク州の拠点バフムトにて激しい攻防戦が続いているが、それが目下の最大の懸念材料だ。

ナポレオンは「戦争において、士気は物資的要素の3倍の重要性を持つ」と述べたが、
キーウ市内では1年前、大勢の市民が戦うため市役所所管のビルディングに銃を受け取りに来たと速報されたことがある。ウクライナ国民の士気は高い。

ゼレンスキー大統領が米国を訪問すれば、バイデン大統領も隠密裏にキーウを訪問するなど、欧米を中心とした自由民主主義諸国の首脳など要人が続々とウクライナを訪問して援助を約束しているのは本当に心強い。ウクライナ国民の士気の高さと愛国心の強さに自由民主主義諸国も共鳴している。

今朝3月4日のニューでも米独首脳が会談し、ウクライナへの軍事的援助を継続する旨を再確認している。しかしやはり、長期戦の様相を示しているのが懸念される。

2014年のロシアによるクリミア半島奪取の際は親露派のヤヌコビッチ大統領がロシアに亡命するなどして実質上無血で成功した体験から、プーチンはウクライナ国民が抵抗する意思を低く見積もり、NATOを中心とした自由主義陣営の結束力をも過小評価していたのである。

更に、ウクライナ兵の強さは、士気の高さだけでなく、過去の東部4州での対ロ紛争での経験を重ね自然に習得した戦術や戦法についてNATO方式を生かしているのかもしれない。

更に、ゼレンスキーの有能な大統領としての見事なリーダーシップぶりはウクライナ国民の熱烈な士気の高さによって支えられている。
ゼレンスキーの強い要請に応えてNATO諸国は戦車の供与に踏み切り、ポーランドから既にウクライナに到着しているとのニュースが昨日届いている。

長期化したウクライナ戦争は第2次大戦後何とか維持してきた東西陣営の核の均衡を脆弱化し、特にプーチンによる核兵器の使用の恫喝が増えることが憂慮される。

また、中国が仲介するがごときジェスチャーで動き出したのも危機を複雑化するものとして警戒を要する動きが加わっている。
更に、台湾海峡をめぐり中国の挑戦から生ずる日本や韓国を含む東アジアの安全保障問題というこれまで経験しなかった危機が待ち構えている。
これらの危機に対処するにはわが国には、どのような覚悟が必要とされるのであろうか?

2.戦略的な逆説的論理と奇襲作戦

(1) 奇襲作戦とパラドックス
戦場で起こる出来事には、あまりにも不規則で常識や科学的推理や予測可能な理論では説明できないケースが多いと外務省の現役時代、友人の武官からも聞いている。
戦場では、相手の動きに反対し逆行しょうとする敵対者間競争心理が働くため、戦場の論理には逆説的な論理が含まれてくるからである。
では、逆説(Paradox)とは何か?

広辞苑を引いてみると
「逆説とは、衆人の予期に反した、一般に真理と認められるものに反する説。また真理に反対しているようであるが、よく吟味すれば真理である説。」と書かれている。

例えば、源平合戦の一の谷の戦い(1184年鵯越の逆落とし)において、吾妻鏡によれば、天才的な軍師、源義経は精鋭部隊70騎を連れて鵯越に着いた時、険しい崖下に休んでいる平家の大軍を攻めるにあたって、現地の猟師から「鹿やイノシシは駆け下りているのを見たことがある。」との説明を聞くや、5,6頭の馬を試しに駆け下ろさせたところ、足を挫いたり怪我をしたりしたのは2、3頭であったと言われる。

義経は「鹿も四つ足、馬も四つ足ではないか。義経に続け!」と駆け下り平家の本陣を急襲した。不意を突かれた平家本陣の数千人の武士は混乱し、武具を身に着ける暇もなく逃げ出し義経は大勝利を収めたとの故事が有名である。

この鵯越の冒険は常識(直線的論理)では無理と判断されるが、よく吟味すれば、不可能ではない(逆説的論理)というものである。

(2)「汝平和を欲するなら、戦いに備えよ。」―逆説的論理

これは強力な軍備の必要性を説く人々が頻繫に引用する古代ローマの諺である。(筆者注.古代ローマの軍事著述家ウェゲテイウスの著作にみられる一文)
これは逆説的論理であると、米国の歴史家である、エドワード・ルトワックが説明している。

そこで、筆者も愛読している、この「戦略論」のさわりを以下に紹介してみたい。

ルトワックは「このローマの諺は戦いに備えることで弱さが招く攻撃を止め、平和を維持するのである。」と、この矛盾した逆説的論理の有効性を真っ先に論じている。

例えば、戦争で頻繫に行われる戦術的選択を考えてみよう。
目標に向けて移動している部隊は良い道と悪い道の二つの道を選択できる。
良い道は広くまっすぐに舗装されており、悪い道は狭く曲がっていて舗装されていない。
戦略の逆説的領域においてのみ、ここに選択に迫られる。
何故なら、まさに悪い道なるがゆえに強固に防衛されず、敵が無防備のまま放置しているため、戦争においてのみ、悪い道が良い選択になりうるからである。

これは全く不自然な事例ではない。
一見非常に危険な方向への接近、夜間や悪天候での戦闘を逆説的に選択することはありふれた戦術的工夫の表れである。
その理由は戦争の基本的性質に由来している。

不意を突かれ準備不測のため、反撃できないか、少なくとも迅速かつ全力で反撃できない敵の足元をすくうには、あらゆる逆説的な選択が正当化される。
最善かつ最も効率的な選択なら、長い道程よりも短い道程の方が、夜間の混乱よりも日中の方が望ましい。

しかし、こうした常識の枠を打ち破り、これから展開される行動が敵に予測されないことを期待して、悪い選択肢を意図的に選べば、敵の反撃能力を減退させることになるかもしれな
つまり、戦争における奇襲の目的は、物量的な優勢や緒戦の優位といった数多くの利点の一つを追求することではない。むしろ、短時間で部分的であっても全体的な戦略的苦境を脱することにある。

敵が予想する可能性が最も低いコース」に従って軍事行動を取るためには、可能な限り逆説的選択を奨励するという主張が軍事専門家の間でなされてきた。
「奇襲作戦」という問題は、米国でも日本でも防衛大学の授業で必ず出てくるとのことであった。

ちなみに、筆者は、数年前まで、東京近郊の大学で客員教授として国際政治の講義を8年間続けたが、軍事問題に関心を持ち始めたのは若かりし頃に遡る。
駐米大使館に勤務した時、防衛班の陸海空の防衛アタッシェ達と度々昼食を共にしていたし、
更に、シンガポールに転勤した後には、駐シンガポール米国大使館の陸、海の大佐クラスのアタッシェと度々ゴルフを共にし、情報交換できた経験によるものである。(詳細は拙著:「風景の鼓動」幻冬舎出版 第2章シンガポール紀行―現代の奇跡、大国並みの経済力と抑止力―をご参照)

さて、逆説的論理が最も当てはまる作戦は奇襲作戦である。

20世紀は戦争の世紀ともいわれる。技術水準も飛躍的に進歩して主権国家の誕生が爆発的に進み、対外的な膨張主義の国家も増えたからであろう。

第2次世界大戦の奇襲作戦では、1941年6月のドイツ軍の対ソ連・バルバロッサ侵攻作戦や同年12月の日本の真珠湾攻撃が有名である。
後者につき簡単に説明してみよう。

第2次大戦の末期、戦争回避を目指して続けられた日米交渉の最終段階で、日独伊三国同盟の死文化などを求め、それまでの日本の対外行動を全否定したいわゆる、ハルノートを受け取った日本の東条内閣は、ハルノートを最後通牒とみなして,1941年12月1日の御前会議にて対英米開戦を秘密裏に決定した。

1941年12月8日、山本五十六連合艦隊司令長官は、米国の工業生産力を熟知しており、日米戦争が長期化すれば、到底勝ち目がないと判断し、日米開戦には反対していた。しかし、日米交渉が暗礁に乗り上げたことを知るや、山本五十六は航空機によるハワイ奇襲計画に変更した。

奇襲は成功し、戦艦4隻撃沈,同4隻撃破という戦果を挙げたが、米空母は出航中であった。ただし、対米宣戦布告通告が、外務省が指示した時刻より遅れてしまったこと(電報が大使館に着電した頃、館員の歓送迎会で全員外出中であったし、暗号電報の翻訳は現在と異なり手作業で予想以上に時間を要した)から、米側から卑怯なだまし討ちという非難を事あるごとに日本国民は受けることになった。
筆者も、2回米国(ワシントンDCとシカゴ)に在勤した際、パーティーや夕食後の雑談の席で、真珠湾攻撃の話を持ち出す人がいて気分を害された記憶がよみがえってきた。

とにかく、海戦冒頭に大損害を与えることにより米国民の士気を喪失させようとした山本の狙いとは逆に、米国民の対日敵愾心が強まり却って米側の士気を高めてしまったのは歴史的皮肉である。

ただし、真珠湾の経験から米国が学んだのは、他の目標(筆者注。真珠湾の場合に米艦隊は西太平洋の日本海軍を意識していた)対する攻撃を思い止ませるための脅しとなる軍は、明らかにそれ自身に対する攻撃を招くということである。
この教訓から生まれたのが「第2撃能力」という概念である。
(筆者注.「第二撃能力」は、核戦争や核戦略で使われる言葉で、敵国(相手国)から第一撃つまり、先制攻撃をされた際に、残存する核ミサイルや核搭載兵器で相手国に反撃(報復攻撃)する能力を指す。第二撃能力を保有することで、第一撃を抑止することができという意味)

3.核兵器の抑止力―米国とNATOとの関係
 
核兵器の抑止力の問題は複雑でなかなか理解しがたいが、以下米国とNATOとの関係について、ルトワックの説明のうち分かり易い部分を抜粋してみた。 

「朝鮮半島では人口動態と地理的条件のおかげで、東西両岸に達する狭い戦線に双方が大戦力を配備できる。
しかし、冷戦期のヨーロッパでは、前線に対する地上軍の比率は、防御側NATO軍に不利であり、戦場における空軍の優位もソ連の防空戦力を計算に入れるとその劣勢を打ち消すほど大きくはなかった。
というのもソ連による攻勢は狭い地域に向けて集中できるのに対して、NATO側は全ての領域に対して「前方防御」を行う必要があったからである。

実際にNATOは複数の手段の組み合わせに頼っていた。不十分な非核の正面防衛戦力に加えてこれを補完するものとして非常に脆弱な戦術核兵器、戦域核戦力そして米国の長距離核戦力があった。

ソ連の戦域核兵器は全てヨーロッパの都市を射程に収める一方、NATOのそれはソ連の最も重要な都市には届かなかった。それ故、ソ連はNATOが侵略に抵抗するがために戦域核兵器を思いとどまらせるべくヨーロッパの都市を脅かすことができた。

逆にNATOは自らの戦域核兵器に対する第1撃を招くという大きな危険を冒すことなくソ連を脅かすことはできなかったのである。

第1の衝撃を完全に受け止めた後にすべてのソ連の都市を破壊する射程、防護力そして数量を誇っていたのは、米国の大陸間核兵器のみであった。
そしてその報復の脅しがNATOのヨーロッパ加盟国に対する米国による「核の保障の本質」である。

但し、現在、NATOの戦域核兵器がロシアのあらゆる核兵器の脅威に対抗できるほど強力になった場合、米国の大陸間弾道核兵器に依存する必要は無くなったであろうし、ヨーロッパと米国の間にあった生存のつながりも断ち切られているだろう。
そうなれば、ここでも逆説的論理が支配することになる。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」となるのである。

(次号に続く)





  1. 2023/03/04(土) 13:10:50|
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02/06のツイートまとめ

IshiM1071

以下のコメントを台湾有事問題の記事に投稿しました。 https://t.co/Lgijxj1G9Q
02-06 16:30

  1. 2023/02/07(火) 05:07:20|
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01/27のツイートまとめ

IshiM1071

『台湾有事「準備必要」 国民との認識差解消...』の記事にコメントしました /jc/article?k=2023012700391&g=int#ulCommentWidget https://t.co/ONMwvZwU62
01-27 23:45

  1. 2023/01/28(土) 05:07:17|
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謹賀新年ーご挨拶と千本公孫樹

>新年おめでとうございます!

本年は「戦争と平和」の問題が大きく転回する年になりそうです。
 日本では毎年正月3が日恒例になっている神社やお寺参りの人々が大勢詰めかけた様子がTV、新聞等で報じられました。
筆者もその例にもれず、家族と一緒に平和を祈願するため隣町の神社-葛飾八幡宮ーを久しぶりに訪れました。

数百人の参詣者が長い列を作っており、本殿への参拝をあきらめ、、同じ境内の菅原道真の小型の神社に参拝し、家庭のみならず国際的平和が回復されるよう祈願しました。

後刻、社務所に聞いたところ正月、3が日の参詣者は例年より多く約5千人に達したとのことでした。
この数字は、対コロナの規制が緩和されたこともあるが、ロシアのウクライナ侵攻を起点とし、国際情勢が不安定になっている要素もあって、正月の参詣者が急激に増加した要因があるのではないかと感じられた。

葛飾八幡宮の境内で印象的だったのは1200年以上の歴史を誇る「千本公孫樹」と「守り神の竜」でした。
この神木は昔、落雷によって幹が折れた際、周囲から伸びた萌芽が成長し、多数の幹が寄り集まり、まるで1本の大樹が根元から伸びているように見えるのです。よって、千本公孫樹となづけられ、昭和6年国指定の天然記念物にされた次第です。

下段の写真の竜は恐ろしい形相をしているが、竜はもともと、古代中国の4方4神という思想に出てくる「守り神」で、悪い奴を威嚇する為に恐ろしい形相をしているのです。悪いことをしていなければ怖くはありません!(初笑い?)

千本公孫樹
守り神の竜




  1. 2023/01/04(水) 13:04:22|
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